在職中の転職活動を伝えるタイミング|誰に・いつ・どの順番?

在職中の転職活動を伝えるタイミング|誰に・いつ・どの順番? エンジニア転職

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📌 この記事でわかること

  • 伝える順番と最適な時期
  • 退職逆算タイムライン
  • IT職場特有の注意点
まず結論

在職中の転職活動を会社に伝える必要はありません。就業規則に「転職活動を届け出ること」という規定があっても、退職の自由(民法627条)を制限する効力は認められにくいとする見解が一般的です。ただし勤務先ごとに就業規則の内容や運用は異なるため、心配な場合は労働基準監督署や社会保険労務士など専門窓口に確認してください。伝えるタイミングは、内定通知ではなく労働条件通知書を確認して内定を承諾した後です。最初に話すのは直属の上司だけで、それ以外の人には上司から話が回るのを待つのが基本です。

誰に・いつ・どの順で伝える?伝達順マップ

在職中の転職活動を誰にいつ伝えるかの順番を示した図

「内定通知」だけで動くのはまだ早い段階です。企業から届く内定通知と、給与・入社日・待遇の詳細が書かれた「労働条件通知書」は別物です。労働条件通知書の内容を確認し、納得したうえで内定を承諾してから、初めて会社に切り出す準備に入ります。伝える相手にも順番があります。

相手 タイミング 伝え方
直属の上司 内定承諾後、最初に 面談の場で口頭
部門長・人事 上司に報告した後 上司経由、または退職願の提出時
同僚 引き継ぎ体制が固まってから 上司の許可を得たうえで口頭
社外の取引先 退職日が近づいてから 上司の指示に従い挨拶
SNS(X・LinkedIn等) 退職後、または会社の公表後 最後に更新

基本は「上司→上司経由で組織の上と横→引き継ぎのめどが立った同僚→社外→SNS」の順です。上司より先に同僚や部門長に話が漏れると、上司の心証を大きく損ねます。在職中に転職活動そのものを周囲に気づかれたくない人は、具体的な立ち回りを在職中に転職活動を進めるコツ|バレない両立術にまとめました。

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入社日から逆算する退職タイムライン【日付つき例】

入社日から逆算した退職準備のタイムライン図

転職先への入社日回答は、引き継ぎ期間を1〜3ヶ月ほど見込んで決めます。先に自社の就業規則を確認し(社内ポータルや人事への確認で分かります)、退職の申し出期限(「1ヶ月前」「2ヶ月前」など)を把握してから、転職先に希望入社日を伝えましょう。ここでは入社日を12月1日と仮定した例を示します。

時期 やること
10月上旬 労働条件通知書を確認し内定を承諾
10月上旬〜中旬 上司にアポを取り、退職の意思を伝える
10月中旬 退職願を提出し、退職日を確定
10月下旬〜11月 引き継ぎ資料の作成、後任への引き継ぎ
11月末 有給消化、最終出社日
12月1日 転職先へ入社

なお表中の「退職願」は市販のフォーマットや会社所定の様式で構わず、提出先は直属の上司です。

なお民法627条では、期間の定めのない雇用契約は申し出から2週間で終了できると定められています(契約社員など期間の定めがある雇用契約の場合はこの規定は適用されません)。ただしこれは最終手段です。就業規則の申し出期限を無視して2週間だけで押し切ると、引き継ぎが不十分なまま退職することになり、円満退職からは遠のきます。

IT職場ならではの注意点|Slack・GitHubで先にバレることも

社内Slackで噂が広まるパターン

転職エージェントとの日程調整をSlackのDMで済ませようとして、誤って別チャンネルに送ってしまう事故は珍しくありません。エージェントとのやり取りは私用のスマホ・私用アドレスに限定し、社用のSlack・チャットツールは一切使わないのが鉄則です。

GitHub・LinkedIn・Xの更新はいつ解禁?

個人のGitHubプロフィールやLinkedInの経歴を転職活動中に更新すると、社内エンジニアに気づかれる代表的な経路になります。プロフィールの公開範囲の変更や新しい所属の記載は、退職の意思を会社へ正式に伝え終えるまで控えるのが安全です。

リリース時期・スプリントの節目に合わせる

大型リリース直前や繁忙期の申し出は、たとえ制度上は問題なくても心証を悪くしやすい場面です。可能であればスプリントの区切りやリリース直後など、チームへの影響が小さいタイミングを選んで切り出すと、引き継ぎの調整もしやすくなります。

権限・リポジトリの引き継ぎは退職前に完了させる

本番環境の管理者権限、CI/CDの認証情報、リポジトリのオーナー権限などは、最終出社日までに棚卸しし、後任へ移譲しておきましょう。属人化した権限が残ったまま退職すると、退職後に問い合わせが来て双方にとって気まずい状況になります。

早く言うとどうなる?引き止め・冷遇のリスク

内定承諾より前に転職の意思を伝えると、引き止め交渉に時間を取られたり、評価や配属で不利に扱われたりするリスクがあります。実際に起きやすいのは、①昇給・異動などを持ち出した強い引き止め、②以降の重要な仕事から外される、③本人の意図と関係なく噂だけが先行する、の3パターンです。引き止めのパターン別の切り返し方は、円満退職の進め方と引き止めへの対処法で詳しく整理しています。

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上司が多忙で捕まらないときのアポの取り方

ケイの体験談

僕が前職を辞めるときは、上司がほぼ会議で埋まっている人だったので、まずチャットで「少しご相談があります。30分ほどお時間いただけますか」とだけ送りました。理由は書きません。理由まで書くと文面で長々と説明する流れになり、かえって上司も身構えてしまうからです。当日は開口一番「本日はご相談というより、ご報告があります。転職することにしました」とだけ切り出し、そのあとに詳細を話す順番にしました。退職理由も「新しい環境で挑戦したい」程度の建前で十分で、転職先への不満などを詳細に説明する義務はありません。※個人の体験・感想であり、効果・成果を保証するものではありません。

引き止めが怖くて切り出せない人へ

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よくある質問

Q. ボーナス直後に言うのは気まずいですか?
A. ボーナス支給日を待ってから伝えるのが一般的な進め方です。支給前に伝えると、引き止めや査定への影響を心配する声もあります。

Q. 同僚にはいつ伝えればいいですか?
A. 上司への報告と引き継ぎ体制のめどが立ってからが基本で、それより前に話すと角が立ちやすいです。

Q. SNSの更新はいつから解禁ですか?
A. 会社への報告が完全に終わり、退職日が確定したあとにするのが安全とされています。

まとめ

  • 在職中の転職活動を会社に報告する義務はない
  • 伝えるのは労働条件通知書を確認し内定承諾した後
  • 順番は上司→部門長・人事→同僚→社外→SNS
  • 入社日は引き継ぎ1〜3ヶ月を見込んで逆算する
  • SlackやGitHubなどIT特有の情報経路にも注意する

まずは労働条件通知書が届いてから、直属の上司にアポを取るところから始めてみてください。

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※本記事の法令に関する記述は民法627条を参考にしています。就業規則・退職手続きの詳細は勤務先の規定を、制度の最新情報は各公的機関の公式サイトでご確認ください。

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