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- 合格率・費用など資格の基本データ
- 2026年4月新制度と誰に効くかの層別診断
- 年収相場と登録・消除の判断ポイント
情報処理安全確保支援士は未経験・若手の書類選考には一定の効果があると僕は感じています。ただ実務経験者は資格より実務内容を見られる場面が多く、資格単体より転職活動と組み合わせて動くのが現実的です。
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情報処理安全確保支援士とは?合格率から見る難易度
情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)は、経済産業省管轄のIPA(情報処理推進機構)が認定する国家資格です。令和7年度秋期試験では応募26,385人、受験18,816人に対し合格者は4,199人、合格率は22.3%とされています(IPA発表)。合格者の平均年齢は34.4歳で、実務経験を積んだ層が中心に受験している傾向がうかがえます。
登録者数は2025年時点で約2.4万人程度とされ、政府は2030年までに5万人という目標を掲げています。まだ希少性のある資格と言えそうです。
独占業務はない「名称独占資格」、その役割とは
意外と見落とされがちですが、この資格には独占業務がありません。つまり、資格を持っていなくてもセキュリティ業務自体は誰でも行えます。資格保有者だけが「情報処理安全確保支援士」を名乗れる「名称独占資格」という位置づけです。ただし独占業務がない=価値がないという意味ではありません。登録者には情報提供義務や信用失墜行為の禁止といった行為規範が課されており、企業が入札条件や取引先の要件として登録者数を求めるケースもあります。個人のキャリアだけでなく、組織の信用担保という役割も担っている資格だと僕は理解しています。
登録は任意|費用と2026年4月の新制度
試験に合格しただけでは「情報処理安全確保支援士」を名乗れず、別途登録手続きが必要です。登録も任意で、登録しないまま「合格者」の肩書だけで転職活動をする人も一定数います。
- 登録の初期費用:受験料7,500円+登録免許税9,000円+登録手数料10,700円で合計約2.7万円程度
- 維持費:オンライン講習が年1回2万円程度、実践講習が3年に1回8万円程度で、3年間で合計14万円程度とされています
ここで押さえておきたいのが、経済産業省・IPAが2026年4月1日に開始した「実務経験者に対する講習制度」です。サイバーセキュリティ関連の実務経験など所定の条件を満たし、IPAの認定を受けた登録者は、3年に1回・8万円程度かかる実践講習が免除され、オンライン講習のみで資格を維持できるようになりました(対象実務・申請期間などの詳細はIPA公式サイトでご確認ください)。該当する実務経験者にとっては、維持費の負担が下がる可能性がある変更です。
誰に効く?層別で見る正直なマトリクス

未経験・若手エンジニアには書類選考での効果がある
実務経験が浅い段階では、資格そのものが「セキュリティへの学習意欲」の証明として書類選考で評価されやすい傾向があります。特に未経験からセキュリティ職を目指す場合、他の応募者との差別化材料になり得ます。
実務経験者は資格より実務内容が重視される
数年以上の実務経験がある層では、資格の有無よりも「どんな脆弱性診断をしたか」「どんなインシデント対応をしたか」といった実務内容の方が重視される場面が多いと感じます。資格はあくまで補足材料という位置づけになりやすいです。
管理職層には直接的な効果は薄い
マネジメント経験や事業視点が問われる管理職ポジションでは、資格が選考に直結するケースは限定的です。むしろセキュリティ組織の立ち上げ経験やリスク管理の実績が問われる傾向にあります。
年収データと資格手当の相場
複数のセキュリティ人材向け求人サービスが公開している2026年時点の情報を見ると、セキュリティエンジニアの年収中央値は761万円程度とされています。年代別では20代400万〜550万円程度、30代550万〜750万円程度、40代700万〜1,000万円超という記載も見られますが、これらは各社の民間調査に基づく目安であり、企業規模や案件内容によって変動が大きい点は留意が必要です。資格手当は月5千円〜3万円程度を設定する企業が多いようです。
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登録する?しない?消除する?判断のポイント
実際、登録を続けるかどうか迷う人は少なくありません。判断材料として、以下のような意見が挙がっています。
- 独占業務がないのに、情報提供義務や信用失墜行為の禁止など登録者としての義務は重いと感じる人がいる
- CISSPなど海外資格と比べ、維持費に対して得られるリターンが見合わないという意見もある
- 更新講習の内容が実務に直結しにくく、物足りなさを感じる人もいる
一方で、企業によっては入札条件や取引先の要件として登録者数を求めるケースもあり、組織にとっての価値は残っています。個人の状況次第でどちらの判断もあり得ると僕は考えています。
以前の転職活動で、資格を持つ同僚と一緒に面接対策をした際、面接官が聞いてきたのは資格の有無よりも「どんな案件で何を担当したか」でした。資格は入口、実務は本番だと実感した場面です。※個人の体験・感想であり、効果・成果を保証するものではありません。
まとめ|資格単体より「資格+転職活動」の両輪で
- 合格率22.3%、登録者数約2.4万人とまだ希少性のある資格
- 独占業務はなく、名称独占資格という位置づけ
- 2026年4月から実務経験者向けの講習免除制度が始まり費用構造が一部変化
- 未経験・若手には効果あり、実務経験者は実務内容が重視される
- 年収は中央値761万円程度とされるが、企業・案件で変動が大きい
資格取得はゴールではなく、実務経験や実績と組み合わせて初めて転職市場での価値が発揮されると僕は感じています。
よくある疑問
Q. 未経験からでも資格だけで転職できますか?
A. 資格単体での転職は難しく、ポートフォリオや学習実績と組み合わせる必要があります。
Q. 登録費用は誰が負担しますか?
A. 企業によっては会社負担のケースもありますが、個人負担が基本です。
Q. 消除した場合、再登録はできますか?
A. 再登録手続きは可能とされていますが、最新の要件はIPA公式サイトで確認してください。
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より詳しいキャリア設計はセキュリティエンジニアのキャリアガイド、転職成功の具体策はセキュリティエンジニア転職の記事、年収相場のさらに詳しいデータはセキュリティエンジニアの年収記事もあわせてご覧ください。
※本記事の年収・費用データは各種公開情報・エージェントサイトの記載に基づく参考値であり、実際の金額を保証するものではありません。最新の制度・費用はIPA公式サイトでご確認ください。

