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- 就労移行支援の基本と在宅訓練の条件
- 在宅でITスキルを学べる代表的な3サービス
- 在宅訓練のメリット・デメリット
就労移行支援は障害や難病のある方が就労に向けたスキルを身につけるための福祉サービスで、条件を満たせば在宅での訓練が認められる場合があります。IT・Web系スキルに対応した事業所もあり、在宅就職を目指す選択肢のひとつになり得ますが、対応事業所は限られ、必ず在宅就職できるわけではない点は理解しておく必要があります。
体調や特性によって「通所して働く」ことに不安がある方にとって、在宅で働きながら生活を安定させる道は大切な選択肢です。僕自身はSIerからWeb系、SES企業、ITコンサルを経てフリーランスになった一人のエンジニアですが、周囲でIT転職の相談を受ける中で、就労移行支援を利用して在宅のITワークにつなげた方の話を聞く機会がありました。この記事では制度の基本から在宅訓練の条件、実際にIT系在宅訓練に対応しているサービスまで整理してお伝えします。
就労移行支援制度とはどんな制度か?
就労移行支援は、障害者総合支援法に基づく福祉サービスのひとつです。厚生労働省の情報によると、対象は就労を希望する65歳未満の障害者で、通常の事業所への雇用が見込まれる方とされています。身体障害・知的障害・精神障害・発達障害・難病など幅広い方が対象に含まれます。
- 利用期間は原則24ヶ月以内とされ、市町村の審査で必要性が認められれば更新となる場合があります
- 利用料の自己負担は世帯の所得に応じて上限が設定されており、区分によっては負担が発生しない場合もあるとされています
- 利用にあたっては市区町村の窓口で「障害福祉サービス受給者証」の申請が必要です
在宅訓練はどんな条件で受けられるのか?
在宅での就労移行支援は2015年頃から一部で始まり、当初は「通所が困難な場合」に限られていました。厚生労働省の通知によると、令和3年4月以降は「在宅での支援に効果があると市町村が認めた場合」にも対象が広がったとされています。
- 完全に自宅だけで完結するのではなく、原則として月1回程度の通所や訪問による面談が設けられている事業所が多いです
- 在宅訓練に対応しているかどうかは事業所によって異なるため、事前の確認が欠かせません
- 対象になるかどうかは市町村の判断によるため、まずは自治体窓口や事業所に相談してみることが第一歩です
在宅でITスキルを学べる代表的な3サービス

manaby|自学自習型のeラーニングで在宅訓練に対応
manabyは独自のeラーニング教材「マナe」を使い、IT・事務・プログラミング・Webデザインなどを個別ペースで学べる事業所です。在宅訓練にも公式に対応しており、週2〜5日の範囲で通所日数を柔軟に調整できるとされています。全国に複数拠点を展開しています。
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Neuro Dive|先端IT分野に特化し就職実績を公表
Neuro Diveはパーソルダイバースが運営し、AI・機械学習、データ分析、RPAなど先端IT分野に特化しています。基本的に通所が前提のプログラムで、秋葉原・渋谷・横浜・大阪・福岡の5拠点で展開されています。公式サイトによるとIT職種への就職率は76%とされています(在宅勤務での就職を保証するものではなく、数値は時期により変動するため最新情報は公式サイトでご確認ください)。
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atGPジョブトレIT・Web|在宅就職の実績を公表
atGPジョブトレIT・Webはゼネラルパートナーズが運営し、Webデザイン・ITエンジニア・動画編集の3コースを提供しています。オンライン受講そのものには対応しておらず、週4日以上の通所が基本ですが、公式サイトによると利用者の約3人に1人が在宅ワークとして就職している実績が公表されています(数値は時期により変動するため最新情報は公式サイトでご確認ください)。拠点は公式サイトによると東京3ヶ所・船橋・大宮・心斎橋です。
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在宅訓練にはどんなメリット・デメリットがあるか?
在宅訓練には良い面だけでなく、注意すべき点もあります。両方を知った上で自分に合うか判断することが大切です。
- メリット:通勤の負担がなく体調に合わせて訓練を続けやすい、自宅という落ち着いた環境で学習に集中しやすい
- デメリット:対応事業所がまだ少なく選択肢が限られる、他の利用者や支援員との対面での関わりが減り孤立感を覚えやすい、生活リズムが崩れやすく運動不足になりがちである、対面でのコミュニケーション経験を積む機会が少なくなる
特に孤立や生活リズムの乱れは在宅ワーク全般に共通する課題です。定期的な面談や通所の機会をうまく活用することが大切だと感じています。
利用開始までの流れはどうなっているか?

- ①各事業所の見学・説明会に参加し、在宅訓練への対応状況を確認する
- ②体験利用でプログラムの雰囲気や自分との相性を確かめる
- ③市区町村の窓口で障害福祉サービス受給者証を申請する
- ④受給者証の交付後、事業所と契約して利用を開始する
よくある疑問
Q. 就労移行支援は意味がないと聞いたが本当か
A. 事業所ごとにプログラムの質や合う・合わないは異なります。見学や体験を通して自分に合う事業所か確認することが重要です。
Q. 在宅で就職することは本当に可能か
A. 事業所によっては在宅就職の実績を公表していますが、必ず在宅で就職できると保証するものではなく、企業側の求人状況にも左右されます。
Q. 訓練中の生活費はどうなるのか
A. 就労移行支援自体に工賃や賃金は発生しないのが一般的です。生活費については障害年金や自治体の支援制度など、個別の状況に応じて自治体窓口へ相談することをおすすめします。
まとめ
- 就労移行支援は障害・難病のある方の就労を支援する福祉サービス
- 在宅訓練は条件を満たせば認められる場合がある
- manaby・Neuro Dive・atGPジョブトレIT・Webはそれぞれ特徴が異なる
- 在宅訓練にはメリットだけでなくデメリットもある
- まずは見学・相談で自分に合うか確認することから始めましょう
ひとりで抱え込まず、まずは情報収集から始めてみてください。
※本記事の情報は一般的な内容をまとめたものです。利用条件・自己負担額・在宅訓練の可否は自治体や各事業所によって異なるため、必ずお住まいの市区町村窓口や各事業所に直接ご確認ください。
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