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「IT転職を考えているんだけど、エンジニア転職とは何が違うの?」
「自分はエンジニアじゃないけど、IT業界に転職したい。どっちの言葉で調べればいい?」
この疑問、転職を考え始めたばかりの方からよく聞かれます。結論から言うと、IT転職はIT業界全般への転職を指す広い概念で、エンジニア転職はその中のエンジニア職に特化した転職のことです。
両者は対立する言葉ではなく、「エンジニア転職はIT転職の一部」という包含関係にあります。あなたが目指す職種によって、使うべき転職エージェントも変わってくるので、この違いを把握しておくことはとても重要です。
私はIT業界で4回転職を経験し、エンジニア職だけでなく、ITコンサルタントやプロジェクトマネージャーなど複数の職種を渡り歩いてきました。その経験をもとに、IT業界の職種マップと転職の使い分けを整理します。
📌 この記事でわかること
- 「IT転職」と「エンジニア転職」の定義の違い
- IT業界の職種マップ(エンジニア系・非エンジニア系)
- 自分がどちらのカテゴリに当てはまるかの判断基準
- それぞれに適した転職エージェントの選び方
IT転職=IT業界全般への転職(広い概念)/エンジニア転職=その中のエンジニア職に特化した転職。両者は「エンジニア転職はIT転職の一部」という包含関係です。
目指す職種によって使うべき転職エージェントも変わります。IT業界の職種マップと使い分けを、このあと整理します。
「自分はエンジニア転職なのかIT転職なのか」が明確になったら、それに合った転職エージェントへの無料相談が次のステップです。(記事末尾に詳細を記載しています)
IT転職とエンジニア転職の定義の違い

IT転職=IT業界全般への転職
「IT転職」は、IT業界(情報技術産業)への転職全般を指す幅広い言葉です。職種はエンジニアに限らず、ITコンサルタント、プロジェクトマネージャー(PM)、IT営業、Webマーケター、データアナリストなども含まれます。
簡単に言えば、「IT企業に転職したい、もしくはITスキルを使った仕事に就きたい」という場合は、すべてIT転職の文脈で語られます。
エンジニア転職=技術職(開発・インフラ等)に特化した転職
一方「エンジニア転職」は、プログラミングや技術スキルを活用するエンジニア職への転職に限定した言葉です。代表的な職種としては以下が挙げられます。
- システムエンジニア(SE):要件定義・設計・開発・テスト
- バックエンドエンジニア:サーバーサイドの開発
- フロントエンドエンジニア:UI・ブラウザ側の開発
- インフラエンジニア:サーバー・ネットワーク構築
- クラウドエンジニア:AWSやGCP等のクラウド設計・運用
エンジニア転職エージェントは、これらの技術職求人を専門に扱っており、技術面接の対策や非公開求人へのアクセスといったサポートが手厚いのが特徴です。
IT業界の職種マップ:エンジニア系と非エンジニア系

IT業界の職種は大きく「技術系(エンジニア系)」と「ビジネス系(非エンジニア系)」に分けられます。自分がどちらに当てはまるかを把握することが、転職活動の第一歩です。
技術系(エンジニア系)職種
| 職種 | 主な仕事内容 | 平均年収 |
|---|---|---|
| システムエンジニア(SE) | 要件定義・設計・開発・テスト | 業務用:約557万円 基盤系:約684万円 ※1 |
| バックエンドエンジニア | サーバーサイド処理・API開発 | 約500〜700万円 |
| フロントエンドエンジニア | UI開発・JavaScript等 | 約480〜650万円 |
| インフラエンジニア | サーバー・ネットワーク構築 | 約450〜650万円 |
| クラウドエンジニア | AWS・GCP設計・運用 | 約550〜800万円 |
※1 厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査(令和5年)」より。業務用システムSE:約557万円、基盤システムSE:約684万円。職種や担当領域によって年収に差があります。
※2 バックエンド/フロントエンド/インフラ/クラウドの年収レンジは、doda・マイナビ・各種エージェントの年収調査などの公開データをもとにした概算です。公的統計の厳密な引用ではなく、企業規模・地域・経験年数により大きく変動します。
ビジネス系(非エンジニア系)職種
| 職種 | 主な仕事内容 | 特徴 |
|---|---|---|
| プロジェクトマネージャー(PM) | 開発チームの進捗・品質・コスト管理 | 技術よりマネジメント力重視 |
| ITコンサルタント | クライアントへのIT戦略提案 | SE経験からのキャリアチェンジが多い |
| IT営業 | 自社製品・サービスの提案営業 | 営業経験×IT知識の組み合わせ |
| Webマーケター | SEO・広告運用・SNSマーケティング | 未経験からでも挑戦しやすい |
| データアナリスト | データ分析・可視化・意思決定支援 | Excelや統計の知識が活きる |
「自分はどっち?」判断フロー
以下の質問に答えながら、自分がエンジニア転職かIT転職(非エンジニア系)かを判断してみてください。
📊 自分の転職タイプ診断Q1. プログラミングや技術スキルを使った仕事がしたいですか?
→ YES:エンジニア転職が当てはまります。エンジニア特化のエージェントを利用しましょう。
→ NO:次のQ2へ
Q2. IT企業や、ITツールを使う仕事に就きたいですか?
→ YES:IT転職(ビジネス系)が当てはまります。総合型またはIT業界特化エージェントが適しています。
→ NO:IT業界以外の転職エージェントの活用も視野に入れましょう。
エンジニア転職とIT転職(ビジネス系)で使うべきエージェントの違い
エンジニア転職に向いているエージェント
エンジニア転職専門のエージェントは、エンジニア職の求人を多く扱う傾向があり、技術面接の対策や年収交渉のサポートが手厚いことが多いです。SE・バックエンド・フロントエンド・インフラ・クラウドなどの職種を目指す場合は、基本的にはエンジニア専門エージェントを使うのがおすすめです。
エンジニア専門エージェントの強みは以下のとおりです。
- エンジニア職の非公開求人が多い傾向がある(転職サイト未掲載の案件)
- 担当エージェント自身がITに詳しく、技術的な相談ができる
- 技術面接・コーディングテストの対策サポートが手厚い
- 年収交渉でエンジニア市場の相場を把握している
IT転職(ビジネス系)に向いているエージェント
PM・ITコンサル・IT営業・Webマーケターなど、エンジニア以外のIT系職種を目指す場合は、総合型転職エージェント(IT業界も幅広くカバーするもの)が適しています。ビジネス系のIT職種はエンジニア専門エージェントでは求人が少ない場合があるためです。
✍️ 体験談:私が転職で気づいた職種選びの重要性
※ここからはあくまで筆者個人の経験であり、すべての人に当てはまるとは限りません。
2回目の転職のとき、私は「IT系なら何でもいい」という漠然とした気持ちでエンジニア専門エージェントに登録しました。しかし当時の私の希望はコードを書く仕事ではなく、プロジェクト管理やクライアントとの折衝に近いものでした。
エンジニア専門エージェントでは「技術スキルはありますか?」という確認が多く、私の希望とエージェントの得意領域がズレていたことに気づくまで2ヶ月かかりました。
その後、IT業界全般をカバーする総合型エージェントに切り替えたところ、PM候補の求人が次々と紹介され、最終的にプロジェクトマネージャーとして転職成功。「エンジニア転職かIT転職か」の見極めは、最初から意識しておくべきだったと痛感しています。
「エンジニア転職」と検索すべき人・「IT転職」と検索すべき人
検索キーワードの使い分けも重要です。目指す職種によって、どちらの言葉で情報収集するかが変わります。
「エンジニア転職」で検索すべき人
- 現在エンジニアで、より良い環境・年収の会社に移りたい
- 未経験からプログラミングを学んでエンジニアになりたい
- フリーランスエンジニアへの独立を検討している
「IT転職」で検索すべき人
- IT業界に興味があるが、どの職種が向いているかわからない
- エンジニア以外のIT職種(PM・IT営業・Webマーケター等)を探している
- 他業界からITへのキャリアチェンジを考えている
「自分がエンジニアに向いているのか、ビジネス系のIT職種に向いているのかわからない」という場合は、まずIT転職エージェントへの無料相談でキャリアカウンセリングを受けてみましょう。あなたのスキルや志向をもとに、プロが方向性を整理してくれます。
📣 エンジニア転職に強いエージェントに相談
20〜30代のエンジニア転職なら、専門エージェントへの無料相談が近道です。
まとめ:IT転職とエンジニア転職の違いを理解して転職活動を始めよう
- IT転職はIT業界全般への転職を指す広い概念。エンジニア職だけでなく、PM・IT営業・Webマーケターなども含まれる
- エンジニア転職はIT転職の一部。プログラミングや技術スキルを使う職種への転職に特化している
- エンジニア職を目指すならエンジニア専門エージェントが技術面接対策・非公開求人・年収交渉で有利
- ビジネス系IT職種を目指すなら総合型エージェントのほうがPM・IT営業・Webマーケターの求人が豊富
- まず「自分はエンジニアになりたいのか、そうでないのか」を明確にすることが転職活動の出発点
どちらの転職でも、最初の一歩は「現在の自分のスキルを把握すること」と「無料相談でプロのアドバイスをもらうこと」です。転職活動に正解はありませんが、方向性を早く固めるほど、成功への道は短くなります。
あなたの転職タイプが明確になったら、次は「IT転職エージェントの選び方」を参考にしてください。エンジニア向け・ビジネス系向けそれぞれのおすすめエージェントを別記事で詳しく解説しています。

